ダウンタイムまでまるわかり!タイプ別しみ治療辞典
美容医療で人気のしみ治療について詳しく解説しています。一口にしみと言っても、老人性色素斑(しみ)や肝斑、そばかすなど種類は様々。改善させたい場合には、ご自身のしみの種類を特定し、正しい治療法を選択する必要があるでしょう。特に、肝斑を老人性色素斑(しみ)と誤認してしまったら、治療を通じて症状が悪化することがあるので要注意です。
自分にピッタリなシミの治療法って?
シミの種類
老人性色素斑(しみ)
顔や腕、デコルテ、手の甲などに出る左右非対称のシミ。紫外線の蓄積が原因で、中年期以降に徐々に濃くなります。
肝斑
左右の頬に対照的に広がっているシミ。女性ホルモンの減少が原因で、30~40代の女性に多く現れます。
そばかす
頬や鼻の周りに細かく散らばっているシミ。先天性と後天性があり。紫外線の影響で濃くなります。
ダウンタイムまでまるわかり!タイプ別しみ治療辞典
光治療(IPL)
まずは検討すべきシミ治療の王道!
- 効くシミ…老人性色素斑や肝斑、そばかす
- 施術後の症状…通常は赤みやかさぶたが出る
- ダウンタイム…赤みはすぐ消滅。照射箇所にかさぶたが週間ほど
- アフターケア…施術後の紫外線対策の徹底を!保湿も万全に
- マシンの特徴に応じてさまざまなシミの治療に対応可能。ただし術後に、照射したしみやソバカスにかさぶたができるので、剥がれるまでの対策が必要です。
レーザー治療
強力なパワーでシミを効率的に消す!
- 効くシミ…老人性色素斑から肝斑、そばかすまで
- 施術後の症状…赤みやかさぶたが出ることが多い
- ダウンタイム…マシンの種類に応じて最長1週間ほど
- アフターケア…日焼け厳禁!保湿もしっかりと
- マシンの種類に応じて、軽度から重度まで、さまざまな種類のシミ治療に対応。術中、強い痛みを伴うマシンもあり。
ピーリング
塗るだけの治療なので心理的抵抗が少ない
- 効くシミ…薬剤の種類により肝斑を含めた幅広いシミに対応
- 施術後の症状…肌に赤みが出たりピリピリしたりする感じ
- ダウンタイム…数時間から2日ほど赤み・ピリピリ感が続く
- アフターケア…保湿ケア&紫外線対策を万全に!
- シミのタイプに応じた様々な薬剤を用意。肌質の違いにより、術後の肌の赤みがひどくなってしまう人もいます。
もっと詳しく!各施術の人気マシンを深堀り
光治療(IPL)
光治療(IPL)とは、医療用に開発された特殊な光を照射することで、シミやしわ、毛穴などの幅広い症状を改善させる治療法。メラニン色素を破壊したり、コラーゲンの生成を促したりする作用があります。シミ消しではスタンダードな治療法。
フォトRF(オーロラ)
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は3~5回程度。術後、顔に赤みや薄いかさぶたが生じることも。ダウンタイムは2~3日ほど。
フォトフェイシャルM22
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は5~6回ほど。術後、顔に赤みが生じたのち、かさぶたが発生。ダウンタイムは1週間ほど。
フォトフェイシャルファーストM22
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など、さまざまなタイプのシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は4~5回ほど。術後、かさぶたのようなものが出るものの、気にならない程度。ダウンタイムはほぼなし。
BBL光治療
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は5回程度。術後、やや顔が赤くなったり、かさぶたが出たりすることあり。ダウンタイムは1週間ほど。
アキュチップ
- 効くシミ
- 薄めの老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は3回程度。術後、顔に赤みが出てからかさぶたが発生。ダウンタイムは最長で2週間ほど。
ライムライト
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は5回程度。術後は顔に赤みが生じ、その後、かさぶたに。ダウンタイムは1~7日間ほど。
ルメッカ(インモード)
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1回~。術後、顔が赤みを帯びた後に、かさぶたが発生。ダウンタイムは1週間程度。
セレック
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は5~8回ほど。術後、顔が赤くなったりかさぶたが生じたりすることあり。ダウンタイムは2~3日程度、最長で2週間程度。
ICON
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は2回ほど。術後、顔が赤くなったのちに、かさぶたがが発生。ダウンタイムは1週間ほど。
ソラリ
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1回~。施術後、顔に赤みが生じ、のちかさぶたが発生。ダウンタイムは1~2週間ほど。
Pフェイシャル
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は5回程度。術後、顔全体が赤くなったのちに、かさぶたが発生。ダウンタイムは1週間ほど。
フォトシルクプラス
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1回~。理想は5回ほど。術後、顔にほてりや赤み、かさぶたなどが発生。ダウンタイムは1週間ほど。
スーパーIPL
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は6回ほど。術後、顔が赤くなってからかさぶたが生じることあり。ダウンタイムは1~2週間程度。
レーザー治療
レーザー治療とは、医療用レーザーを患部に照射して、さまざまな美容効果を目指す治療法のこと。波長の種類を選択することで、シミやしわ、毛穴、たるみなど、各種症状の改善をピンポイントで狙います。
QスイッチYAGレーザー
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は基本的に1回。術後、レーザーが照射された部分にかさぶたが発生。ダウンタイムは1~2週間ほど。
Qスイッチルビーレーザー
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は基本的に1回。術後、顔に赤みが生じてヒリヒリ感。のち、かさぶたが発生。ダウンタイムは1~2週間ほど。
ジェネシス
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1回~。術後、気にならない程度の赤みやほてりを感じることがあり。ダウンタイムはほとんどなし。
フラクショナルCO2レーザー
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1~6回。術後、顔が赤くなってから薄いかさぶたが発生。ダウンタイムは7~10日ほど。
ジェントルレーズプロ
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1回~。術後、顔のほてり、赤み、かさぶたが生じることも。ダウンタイムは1~7日程度。
レーザートーニング
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は8回程度。術後は顔に赤みが出るものの、症状は軽度。ダウンタイムはほとんどなし。
メドライトC6
- 効くシミ
- 老人性色素斑(しみ)、そばかす、肝斑など幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は1~12回。術後、顔に赤み、かさぶたが発生することあり。ダウンタイムは1~2週間ほど。
ロングパルスアレキサンドライトレーザー
- 効くシミ
- 薄い老人性色素斑(しみ)、そばかすなどに効果的。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は4~6回ほど。術後、顔に赤み、かさぶたが出ることもあり。ダウンタイムは1~2週間程度。
ピコトーニング
- 効くシミ
- 肝斑、老人性色素斑(しみ)、そばかすなど幅広いシミに有効。
- 治療回数と施術後の症状、ダウンタイム
- 治療回数は3~5回。術後、赤みやかさぶたが出ることあり。ダウンタイムは1週間程度。
自分のシミに効果のある治療法を見つけるために
重症化したシミをピンポイントで治したいならばレーザー治療が効果的。一方で、広範囲に点在したシミを徐々に治したいならば、光治療(IPL)が適しているでしょう。
ただしシミには、同じような症状に見えても老人性色素斑(しみ)や肝斑など、さまざまなタイプがあります。それぞれのタイプのシミに最も効果的な治療法を選択するために、まずは、シミ治療の経験が豊富な皮膚科医・美容皮膚科医を受診することをおすすめします。
シミ治療といっても間違った治療をすると悪化することも…
見た目は同じようなシミだったとしても、老人性色素斑(しみ)と肝斑とでは、原因が根本的に異なります。肝斑を老人性色素斑(しみ)と誤認し、普通のシミと同じような治療をすると、かえって症状が悪化してくることがあるので注意しなければなりません。
老人性色素斑(しみ)と肝斑。あなたは区別できますか?医師でも判断が難しいとされるので、知識のない人の見極めは難しいでしょう。
まずは自分のシミの状態をしっかり分析することが大切!
シミの原因を特定するには、治療経験が豊富な美容皮膚科医などを受診することが大切。でも、せっかく病院を受診するなら、今目立っているシミだけでなく、将来目立つようになる隠れシミや小じわなど、さまざまなシミを同時に診断してもらいたいものです。
そこで注目したいのが、「レビュー」というマシン。シミを含め、肌の状態を総合的に画像診断する優れモノです。「レビュー」の診断を通じ、ぜひ総合的に若々しいお肌を目指していきませんか?
SilKIN編集部より

生活習慣の改善が
ニキビ予防の第一歩
大人ニキビは、日々の生活習慣が大きく関与しています。ニキビやニキビ跡に悩んでいる人はスキンケアだけでなく、睡眠・食生活を含めた生活習慣をしっかり見直すことが大事。
内側からバランスが整っていけば、徐々に肌が落ち着いていくのを感じられるはずです。もしセルフケアだけで対処しきれない、根本的にニキビを治したいという場合は、専門の美容皮膚科で診察を受けるのも良いでしょう。
本格的な治療を受けられるだけでなく、ニキビやニキビ跡を予防するためのスキンケア方法も教えてもらえます。