ダーマローラー
ダーマローラーとは、極細の針が無数についたローラーを皮膚に転がして、コラーゲンの生成やメラニンの剥離を促す治療法。美容外科や美容皮膚科で行っているダーマローラーについて詳しく解説します。しわ、たるみ、シミ、毛穴、クレーター状のニキビ後など、さまざまな症状の改善が期待できる施術です。
ダーマローラーの効果
どんな悩みに効く?
しわ/たるみ/シミ/毛穴/ニキビ跡(クレーター)
ダーマローラーがしわやシミに効くメカニズム
ダーマローラーとは、髪の毛よりも細い極細のステンレス針が約200本ついた主導式ローラーのこと。気になる場所にローラーを転がすことによって、さまざまな肌のお悩みの改善を目指します。
ローラーを転がされた肌には、目には見えない無数の穴が空きます。この穴は、言ってみればケガと同じようなもの。ケガが自然治癒する過程で、コラーゲンが増えたりメラニン色素が剥がれたりするというメカニズムを利用して、しわやたるみ、シミなどの解消を図ります。
1回の施術でも効果を実感することができますが、より高い効果を求める場合には5回程度の施術を受けることが理想。また、以後の効果を維持するためには、2~3ヶ月に1度のペースで、ずっと受け続けるようにしましょう。
術後の変化
施術直後、軽い赤みとむくみが出ます。この状態が2日ほど続いた後、赤みが残って肌が乾燥したような状態が2日くらい続きます。この間は、少し化粧ノリが悪くなることを覚悟しておきましょう。
施術から7日後くらいに、ツルっとした肌に生まれ変わり、施術から2か月後に効果のピークを迎えます。
ダウンタイム
おおむね4日程度を考えてください。施術直後に赤みやほてり、むくみが出ることがありますが、翌日または2日後から化粧で隠すことができます。また、赤みや乾燥した感じは、施術から4日後くらいまで続きます。
アフターケア
施術後、一時的に肌が敏感な状態になっています。乾燥しやすかったり日焼けしやすかったりするので、いつも以上に保湿ケアと紫外線対策を行ってくださいね。希望すれば化粧水や日焼け止めを処方してくれるクリニックもありますよ。
リスク
ダウンタイム中に生じる赤みや腫れ以外、特にリスクはありません。ただし、通販などを通じて購入したセルフダーマローラーを使った場合色素沈着や感染症のリスクがあります。ダーマローラーは医療機関で受けるようにしてください。
ダーマローラーのまとめ
顔の表面に無数の穴を開けて、その自然治癒の力を利用して肌の状態を蘇らせるというダーマローラー。ちょっと痛そうな感じもしますが、ほとんどのクリニックではクリーム麻酔を使って施術をするので、さほど心配する必要はなさそう。ダウンタイムから逆算して施術のスケジュールを組んでみましょう。
相場やリスクなど基本情報
料金相場 | 30,000~50,000円 |
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メイク | 翌日または2日後から |
効果が出る回数 | 1回~ |
施術の痛み | チクチクした感覚(通常はクリーム麻酔を使用します) |